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睡眠障害とは、寝つけないこと、熟睡できないこと、逆に起きていられないこと、睡眠中に異常行動を起こす夜驚症や夢遊症などを指します。
睡眠は人が健康に生きていくために欠かせませんが、なぜ必要なのか、厳密にはどんな利益をもたらすのか、まだ完全には解明されていません。必要な睡眠時間は人によって大きく異なり、健康な成人でも毎日の睡眠が4時間で足りる人から10時間を必要とする人までさまざまです。ほとんどの人は夜に眠りますが、勤務形態の関係で昼間に睡眠を取らなければならない人もたくさんいます。こんな状況がしばしば睡眠障害につながります。
睡眠の長さと目が覚めた後に十分に寝られたと感じる感覚は、その人の興奮度や情緒的問題、年齢、食事内容、薬の服用など、多くの要因に影響を受けます。たとえば、ある薬を服用すると眠くなる人もいれば逆に眠れなくなる人もいます。カフェイン、強いスパイス、グルタミン酸ナトリウム(MSG)など、一部の食品成分や添加物が睡眠に影響することもあります。高齢になるほど早寝早起きになり、睡眠リズムの乱れに弱くなる(たとえば時差ぼけを起こしやすい)傾向が出てきます。若い成人や小児に比べると、高齢者は簡単に目を覚ましやすく、1晩に何度も目が覚めたりします。高齢者に必要な睡眠が少ないのかどうかは不明です。昼寝は夜眠れなかった分を補うのに役立ちますが、問題も起こします。
睡眠は常に同じというわけではありません。睡眠には大きく2種類あります。急速眼球運動(レム)睡眠と、4つの段階をもつ非急速眼球運動(ノンレム)睡眠です。正常なら、ノンレム睡眠の4つの段階を経過した後に短いレム睡眠のインターバルが続くというサイクルを、1晩に5〜6回繰り返します。
睡眠は、第1段階(最も眠りが浅い相で、簡単に目覚める段階)から、第4段階(最も眠りが深い相で起こしてもなかなか目覚めない段階)へと進んでいきます。第4段階では、血圧が最も下がり心拍と呼吸が最も遅くなります。
レム睡眠中の脳の電気的活動は、覚醒時と同じように非常に高くなります。眼球が忙しく動き、筋肉が無意識にピクピク動きます。呼吸は速く深くなりますが、横隔膜以外の筋肉は非常に弛緩します。ノンレム睡眠の最も深い睡眠レベル時よりもリラックスしているほどです。
夢をみるのは、ほとんどがレム睡眠時です。寝言、夜驚症、夢遊症は第3段階と第4段階で多く起こります。
睡眠障害は、現在の病状や病歴と診察結果に基づいて診断されます。診断が確定しない場合には、医師は睡眠検査を行うように勧めます。睡眠検査は、ポリソムノグラフィ検査と、1晩寝ている間中に不自然な動きがないかを観察することです。ポリソムノグラフィ検査では呼吸、心拍数、その他の機能をモニタリングします。この中には脳の電気的活動を示す脳波(EEG)(脳、脊髄、神経の病気の診断: 脳波検査を参照)、レム睡眠中の眼球の動きを示す眼電図の記録も含まれます。
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